相手玉は一気に狭くなりました。 私は三間飛車に振りました。
右金を二段目に上がることによって、上部からの攻めに対しては強くなるので、 プラスとなる局面も多いですが、相手の動きを見てから上がれば良いのです。 囲いにくっつけて堅さを重視することもできますし、 下図のように中央より右側に配置してバランス重視の陣形にすることもできます。
21六歩は角出を消している意味もありますが、1七桂と銀を狙っていくのもあります。
完成するまでに手数がかからないことに加えて、その手数の割りに、 組みやすさ・各駒の働き・玉の広さ・陣形バランスがかなり優秀で、 囲いにかける1手あたりの価値の平均が、他の囲いよりもわずかに高いです。 また、第5図をご覧ください。
12角を逃げておけば桂跳ね単発ならば脅威ではありませんが、別の攻めと絡むと厄介です。
金銀の連結が良い• 図2 相手の方は飛車を取る1手ですね。 歩に桂馬を絡めることが多いですが、桂馬は手に入り易い。
歩を3枚持ってると、攻めの選択肢がグッと広がります。 舟囲いに比べて駒の連結が良く、低い陣形のため強い戦いが可能です。 (「玉頭銀(ぎょくとうぎん)」という振り飛車の戦法です。
13(図16). またエルモ囲い急戦の本を検討するにあたり、本書ともう1つ、著者 村田顕弘六段の「 」があります。
あれ? これ舟囲いの発展形じゃないの? と、思われるかもしれませんが、わかりやすいように比較用として、舟囲いを第2図(実戦例のエルモ囲い側が後手なので、あえて後手側で駒を配置しました)として出しておきましょう。 7九の金は8八や8九を守り、6八の銀は玉の脇を固めるとともに、5九の金へヒモを付けています。
このelmo囲いは藤井聡太七段が公式戦で用いたことも大いに話題となった。 v今回は相振り飛車です。
対抗形における居飛車の囲いの固さはこんな感じのイメージです 穴熊>ミレニアム>左美濃>エルモ>舟囲い 逆に攻めが早いのは 舟囲い>エルモ>左美濃…… と逆のパターンになります。