ナンテンという樹木は、面白い性質を持っていると思わないだろうか。 右は、蟹葉文龍 かにばぶんりゅう で、蟹のはさみのように二股に分かれていく太い枝が魅力です。 特に、江戸期の珍葉植物や斑入り植物ブームに葉の非常に細い錦糸南天等は当時の人々の間で人気が高まり、盛んに栽培されている。
14鎮咳作用をもつドメスチンは、に対して多量に摂取すると、、呼吸中枢の麻痺作用があり、やにも強いを引き起こすため 、素人が安易に試すのは危険である。 右は、根岸の松 ねぎしのまつ です。
)がその代表例です。 冬になると真っ赤な果実を実らせ、生花店でも良く見られるようになります。 生け方は、基本的に「若松」を中心にそのよこに「銀柳」を配置して、その前に「黄菊」 と「千両」を並べる形にすると全体の纏まりがよくなります。
また、江戸期の百科事典『』には「南天を庭に植えれば火災を避けられる」とあり、江戸時代はどの家も「火災除け」として玄関前に植えられた。 南天の花は、仲夏の季語。
果実は10月ごろに熟し 、果皮は薄く、破けやすい。
蛇足:まるで関係のないおまけ 今回は、このところ雨や雪ばかり続いて鬱陶しいので、爽やかな音楽が欲しいなと思って、BGMには『Antonio Carlos Jobim:Personalidade』をCDで聴いた。 そこで、床柱にするような大木のナンテンが存在すれば、間違いなく天然記念物の指定を受けていると推測した次第である。 「難を転じて福となす」と通じることから、縁起物としてお庭に植えられるナンテンですが、普段見かける変わったナンテンは、せいぜいオタフクナンテン(五色南天とも呼ばれます)ぐらいでしょう。
ナンテン Nandina domestica は、日本、中国に原産するメギ科の植物で、南天という漢字をあてるほかに、難転 なんてん と書いて難を転じる縁起の良い植物として、赤飯の添え葉や、箸などに利用されたり、屋敷に植えられます。
菱山忠三郎『 ポケット判 身近な樹木』、2003年6月1日、56頁。 花の意味を知るとそのアレンジの構想は具体的になってくると思います。 貝津好孝『日本の薬草』〈小学館のフィールド・ガイドシリーズ〉、1995年7月20日、106頁。
17こちらは、中国思想からの影響のようである。
このほかにも、江戸時代にブームになった植物として、カラタチバナ、フクジュソウ、セッコク、ソテツ、アサガオなどもありますが、ここでは、現代では比較的なじみの薄い植物を、奇妙な植物として採り上げました。
13そういえば田舎のおばあちゃんの古い家には、トイレの前に植えてあったのを思い出しました。
そもそも不幸や災難に遭遇した時に赤飯を炊くという慣わしは、これまで見聞きしたことがなかったからだ。 とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。 庭の水はけがとても悪い場合は、川砂やバーミキュライト・パーライトなどを庭土にブレンドして水はけを改良しておきましょう。
9花言葉には、「保護」「防御」「家庭の幸せ」とある。
江戸時代の奇妙な園芸植物 江戸時代の奇妙な園芸植物 徳川家康が1603年に征夷大将軍に任官され、徳川慶喜が1867年に政権を返上するまでの264年間を江戸時代と言います。
元禄(1688~1704)の頃には園芸品種が作出され始め、旗本・水野忠暁(みずの ただとし)が著した斑入り植物の図説集『草木錦葉集(そうもくきんようしゅう)』(文政12(1829)年)には「斑入(ふい)り」を中心に、41の品種が載っています。
赤や白の小さく多数連なった実が美しい「南天」。