祈る詩［７］―T・S・エリオット ｜ 出版社ふらんす堂
復活祭から換算してその46日前にあたる日が灰の水曜日です。
19「死」の意味はよくわかっていなかった。 1922年発表の『荒地（The Waste Land）』では、聖杯伝説から、インドの聖典、シェイクスピア、居酒屋のスラングまでをコラージュ的に貼り合わせ、詩の中に様々な声を響かせている。
灰の水曜日 ２０１７年の灰の水曜日は昨日、３月１日でした。 この灰の水曜日から私たちは四旬節に入り、40日にわたる回心と犠牲の期間を過ごします（余談になりますが、40日の回心と犠牲の期間なのに46日前から始めるのは、この間に日曜日が６回あるからです。
15そして、レントの最後の１週間は「聖週間」（受難週）。
日本語では、「四旬節」（カトリック）、「大斎節」（聖公会）、「受難節」（プロテスタントの一部）と、呼び方はさまざま。 」 （ヨエルの預言書2. 祭司は神殿の入り口と祭壇の間で泣き 主に仕える者は言うがよい。 旧約聖書には・・・ ヨナ書では、"このうわさがニネヴェの王に達すると、彼はその王座から立ち上がり、朝服を脱ぎ、荒布をまとい、灰の中に座した" またダニエル書では、"それでわたしは、わが顔を主なる神に向け、断食をなし、荒布を着、灰をかぶって祈り、かつ願い求めた" ・・・ とあります。
11彼らは、施しにせよ、祈りにせよ、断食にせよ、すべて人に見てもらい、ほめてもらうために行っており、そのため「彼らは既に報いを受けている」ことが指摘されます。
２０１７年の節制のテーマは、「禁酒」です。 復活祭に備えて… しかし四旬節が明ける数日前は、来るべきお祝いでのお菓子作りに大忙し！ 復活祭ではこれまで我慢してきた分、朝から家族や親戚と集まって派手に食べたり飲んだりするからです。 」 「イエスと共に荒れ野に入り、いのちを新たにする神の愛の力、過ぎ越しを体験しながら、そこから出よう。
Deliver me O Jesus from the desire of being consulted. 実際、聖書では、主は荒れ野でご自身の民に話しかけることを好まれる、と教皇は述べ、神がモーセに十戒を託されたのは、荒れ野においてであった、と振り返った。 自らをかえりみ、悔い改めと祈りと断食と愛の献げ物によってこの期節を守りましょう。
具体的に言えば、四旬節に行われる回心や犠牲や断食も、ただ単に四旬節に定められているから行うのではなく、「神に見ていただくために」行うようにということです。
1断食については、現在では完全に食事を断つというよりも、十分な食事をひかえることと考えられていて、以下のように「 大斎・ 小斎」があります。 エリオットはハーヴァード大学を経て、1914年イギリスに渡り、1927年イギリスに帰化、アングロ・カトリックに改宗している。
【食事】より …動物の料理のしかたにもおきてがあり，ミルクや乳製品と肉をまぜてはならないとされるので，肉をバターでいためたり，肉とチーズをいっしょに料理することも戒律に反する。 わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。
.JPG "灰 の 水曜日")
もちろん、カーニバルの盛んな国の教会が不真面目というわけではありません。 「脂の木曜日」や「ポンチュキ」についてもっと知りたいという方はぜひこちらの関連記事をお読みください。 ブラジルのリオのカーニバルなどの印象からか、飲めや歌えの馬鹿騒ぎを連想しますが、もともとの意味は「肉よ、さらば」だとも言われています。
9その後、それぞれ断食や節制などを行いながら、イースターに向けて悔い改めの期間を過ごすことになる。
また新約聖書「マタイによる福音書」18章3節の 「心をいれかえて幼子のようにならなければ、 天国にはいることはできないだろう」 の幼子のように「なる」も「turn」である。 人は死すべき存在であることを忘れず、復活を信じ悔い改めよ、ということである。
6この革新的な手法で荒廃した都会の魂を描き、20世紀を代表する詩人となった。
