つれなう ク活用形容詞「つれなし」連用形「つれなく」のウ音便 (夫の兼家は)そしらぬふりをして。 現代語訳 九月ごろになって、(筆者の夫の兼家が筆者の家から)外に出かけていった時に、 (手紙などが入っている)文箱が(置き忘れて)あるのを(何気なく)手慰みにあけてみると、(兼家が自分ではない他の)女の元に届けようとした手紙があった。 何をするのかは、文脈による。
11「む(ん)」の見分け方については、以下のページで詳しく解説をしていますので、よろしかったら、ご確認下さい。 7 知る ラ行四段動詞「知る」の連体形。
「明くる」と「開くる」の掛詞になっている。 思った通りだと、たいそう嘆かわしいと思うけれども、言いようも分からないでいるうちに、二、三日ほどして、明け方に門をたたくときがあった。
64 の 格助詞の主格。
つとめて、なほもあらじと思ひて、 歎きつつひとりぬる夜のあくるまはいかにひさしきものとかは知る と、例よりはひきつくろひて書きて、うつろひたる菊にさしたり。 意味は「なろう」。
しばしは、忍びたるさまに、「内裏に。 助動詞と重なっている場合があります。 ビギナー本として秀逸の一冊 知れば知るほどその魅力と面白さが分かっていく蜻蛉日記ですが、やはり古典ということもあり、ハードルが高い部分もあります。
2戸を開ける間も待てないあなたですから、分からないでしょうね。 20 ならぬ 断定の助動詞「なり」の未然形+打消の助動詞「ず」の連体形。
疑わしい。 意外なことだとあきれて(自分が)見てしまったということだけでも(夫の兼家に)知られようと思って、書きつける。
(いや、母と離れてしまっては、もはや宮仕えする必要なんて無い。 現代語訳 などと(暗い気持ちに)思っていると、はたして、10月の末ごろに、(結婚の証である)三晩連続で自分のところに兼家がお見えにならない時があった。
26 いとどしう シク活用の形容詞「いとどし」の連用形。 2 出でにたる ダ行下二段動詞「出づ」の連用形+完了の助動詞「ぬ」の連用形+完了の助動詞「たり」の連体形。 ・そる - 鷹が飛び去る意味の「逸る」と、剃髪の意味の「剃る」との、掛詞。
511 さしたり サ行四段動詞「さす」の連用形+完了の助動詞「たり」の終止形。
返り言、「あくるまでも試みむとしつれど、とみなる召し使ひの、来合ひたりつればなむ。 自分の浮気に対する愚痴が、1000年も残るなんて、兼家さん、想像もしてなかったでしょうね……恐ろしや 「みんなが大好きな物語の男女関係なんて、嘘ばっかり。