凡庸で、引っ込み思案な性格の男の子。
和之は絵にかいたような亭主関白で、家事は一切できず、妻が外に出ることも快く思っていない。 専業主夫は次の仕事が決まるまでの骨休めだと言う和之のその軽率な一言が、真理江をカチンとさせたことに優介は気づいた。
美紀には願ってもない申し出だが、和之はいい顔をしないだろう。 和之(阿部寛)は家事そっちのけで付き合わされている。 (C 関西テレビ/MMJ 和之 阿部寛 が条件に合う会社が見つけられずに帰宅すると、お隣りの杉尾家では優介 宮迫博之 が主夫ぶりの取材を受けていた。
和之が急に会社に呼び出され、美紀は目の回るような忙しさ。
家事や理絵(安藤咲良)の世話、それに就職活動はどうするのか。 和之と優介も、彼の勤めるスポーツクラブに通っているが、彼らは事あるごとに「退会」をほのめかしており、毎回それを止めるのに必死である。
16私は、 少量食べたらすぐに胃腸が膨れてはちきれそうになります。 家族の在り方や子育ての大変さ、ご近所づきあいのあれこれなど、日常を切り取ったシーンが多い本作。
「男は仕事、女は家庭」という古風な考えの持ち主。 理絵 安藤咲良 の突然の言葉に和之 阿部寛 と美紀 篠原涼子 は驚いた。
一方、美紀は和之が勤めを続けてもいいと言ってくれたのに表情は冴えない。 おまけに現金の持ち合わせも足りなくて、冴子が支払うハメになったのだ。 数ヶ月前とそっくり同じ口論だ。
10二人が会うのは多くが冴子の家であるため、幼稚園の教材作りを健児に手伝わせている。 山村家では夫婦ともに公立校で十分だと考えていたが、スイーツクラブで真理江から勧められたこともあり、和之の心は揺れはじめた。
ところが和之の知らないところで話は広がっていた。
幼稚園教諭の冴子と付き合っており愛情表現を欠かさないが、いつもあしらわれている。 理絵を抱えて懸命に走る和之。
理絵を抱えて懸命に走る和之。 かたや杉尾家では、優介(宮迫博之)が笙子(中島知子)の遅い晩ごはんに付き合っていた。