越路吹雪をスターダムに押し上げた東芝の渋谷森久ディレクターと練りに練って、あの頃、ミュージック・コンクリートとかいったスタイルで、まさに1970年(昭和45年)の現実の都会の息吹をからめとるように、赤ん坊の泣き声にかぶるバイクの音とか、浅川マキに質問を投げかける人たちの吐く息まで、収録して曲間を埋めた。
4だが、2時間に及んだふたりの押し問答は平行線に終わり、結論が出ないまま翌日へと持ち越される。 著作権は提供各社に帰属します。
『』、2003年7月15日。
・浅川マキ「さかみち」 田家:寺本さんが選ばれた6曲目「さかみち」です。 当初のタイトルは「朝鮮人のおじさん」であった。 やのようなスタイルを指向し、やなどで歌手として活動を始める。
であり、ステージ上でもを燻らせていた。
雨の晩なんか、きっとこうだったろうっていう浅川マキの心境ソングとして名曲だと思います。 レコーディング入る前に全部の詞は完成したんですけど、最後の「きっと今夜は世界中が雨だろう」という箇所がその言葉じゃなかった。
生涯、CDの音質について懐疑的な姿勢を示した。 副題は『LONG GOOD-BY』。
世代的な何かはありましたか? 寺本:ありますね。
田家:マキさんはアングラっていう意識はあったんですかね? 寺本:意識しない訳にはいかないですよね。 マキも言っていたけど、「あそこ神経使うのよね」と。
13タイトルにある通り、それはまさに『浅川マキの世界』だったが、同時に『寺山修司の世界』でもあった。
町役場で窓口係の職に就くも程なくして上京する。
「私は、ひょんなことからその会社が制作する第1号の歌手になってしまう。 2012年01月25日 TOCT-11320 EMIミュージック・ジャパン 【CD再発】EMI ROCKS The Firstシリーズの1枚として。
試聴する KKBOXを起動 かもめ - [浅川マキの世界]より 作詞:寺山修司 作曲:山本幸三郎 おいらが恋した女の港町のあばずれ いつもドアを開けたままで着替えして 男たちの気をひく 浮気女 かもめ かもめ 笑っておくれ おいらの恋は本物で港町の真夜中 いつもドアの前を行ったり来たりしてる だけど おいらにゃ手も出ない かもめ かもめ 笑っておくれ ところがある夜突然成り上り男が 一人 バラを両手いっぱいに抱きかかえて ほろ酔いで 女のドアを叩いた かもめ かもめ 笑っておくれ 女の枕許にゃ バラの花が匂って 二人抱きあってベットにいるのかと思うと おいらの心はまっくらくら かもめ かもめ 笑っておくれ おいらは恋した女の部屋にとび込んで 不意にジャック・ナイフをふりかざして 女の胸に赤いバラの贈りもの かもめ かもめ かもめ かもめ おいらが贈ったバラは港町にお似合だよ たった一輪ざしで 色あせる 悲しい恋の 血のバラだもの かもめ かもめ 笑っておくれ かもめ かもめ さよなら あばよ かもめ かもめ さよなら あばよ. それもあったとは思うんだけど、出てきた時に、ピーンと糸を張ったような緊張感があったんですよ。 でも、結局次の日の新聞は「浅川マキ、満員のお客さんを待たせて逝去する」と言うニュースになりましたし。
2CD 1990年12月19日 TOCT-5941 東芝EMI 【初CD化】 【CD BOX】10枚組BOX SET『』のDisc. 田家:寺本さんと寺山さんと言うのはいつから始まったのですか? 寺本:僕は、元からアンダーグラウンド的な芝居とか舞踏だとかの表現が割と好きだったんです。 今流れているのは、浅川マキさん「こんな風に過ぎて行くのなら」。